WBCはこれからどうなるのだろう
病気と言えば、思い出すことがある。
例えば、「中学3年生の担任をしている年は風邪を引かない」というジンクスが、かなり多くの同僚にも共通しているようだ。
私も、一度だけそのジンクスが通じなかった年があったが、それ以外はジンクス通りだった。
要するに、自分でもそれほどとは思っていなくても、3年生の担任というのはやはり「特別」なんだと思う。
意気込みというか、緊張感というか、40人前後の生徒たちの「進路」が決まっていく大事な時期だという思いが、どうやら1年間も持続するものらしい。
その点、セミリタイアした現在の私には、ホッとした心の弛みが、気軽に「病」と仲良くしてしまうのかもしれない。
それに、まあ、歳ということもあるだろうし…。
それはともかく。重篤(?)な病にもかかわらず、昨日は「フトンに入らねば…」と思いつつも、うっかり見始めてしまったWBCの決勝戦を、結局最後まで観てしまった。
見応えのある面白いゲームだった。野球などあまり観ないツレアイまでが、熱狂していた。
テレビ報道によれば、全国的にも「提灯行列」でもやりかねないほどのフィーバーぶりらしい。
試合のテレビ中継を観ていると、例の「誤審」で有名になったデビッドソン審判は、もう既に「日本で最も有名なアメリカ人の一人」になっているらしく、完全に笑いのネタにされているようだ。
完全なホームランを二塁打と判定されたメキシコは、その判定で奮い立ってアメリカを破ったのだという。
本当は日本も、タッチアップに関するアメリカ贔屓の判定に「奮い立って」メキシコのように力で決着をつけていれば溜飲も下がったのだろう。
そのデビッドソン審判が、決勝戦で1塁塁審をすることの不安について実況アナはこれもジョークにしていた。
イチロー選手のクリーンヒットで2塁から生還した川崎選手のクロスプレーは、最初キャッチャーの完全なブロックで左手がホームベースに届いていないのが見えたので、塁審はセーフの判定をしていたが、「これはたぶん誤審だろう」と思っていた。
ところが、スロービデオで再生しているのを見ると、左手が無理なので右手でブロックをかいくぐってホームベースにタッチしているではないか。しかも、球審はそれがいちばんよく見える位置に回り込んでいる。大したものだ。
これがデビッドソン審判であったら…、と思った人は多かったのではないか。
WBCがこれからどうなるのか、予断は許すまい。
アメリカMLBは、審判も味方につけたことが余計に恥を上塗りする結果になってしまった。
テレビの解説を聞いていると、審判だけでなく「試合の組み合わせ」もアメリカが有利になるように仕組まれていたらしい。
つまり、日本などは強豪の韓国と準決勝までに3回も対戦するのに、アメリカは強豪チーム(MLB選手の多いチーム)とは決勝まで対戦しなくて済むように細工してあるというのだ。(抽選などせずに)
指摘されてみれば確かにそうなっている。そんなセコイ細工も功を奏さなかったわけだが。
「超大国エゴ」と解説者は呼んでいた。
結局、イラクなどでやっているのと同じことを、野球でもやっているということなのだろう。
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2006年3月14日号「WBCのお粗末」
2005年12月25日号「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)と松井秀喜選手」
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